あとがき

……すっかり間が空いてしまいました(>Д<;)
白状いたしますと、長年にわたる放置プレイの一番の理由は某ネトゲに惑溺してたからなんですが、そのネトゲも色々あってこの春にはほとんど完全に引退してしまいまして(^ω^;)、ようやく時間が出来たのかと思いきや今度はまたなんだかんだとありまして、正直なところ小説というものへ向きあう気力というものをすっかり喪失してしまっておりまして、実のところはいまだそれらから完全には、というかほとんど立ち直るには至っていないのですが、さすがにこのままではいかなんだろうということで、過去の書きだめの中から引っ張り出してUPしてみました。
方々へはもはやバレバレでしょうけれども、この作品は、もはやこの方のイメージなくしては当文庫の語りえない伊藤深雪先生へ去年の3月ごろ、例によって性懲りもなく個人的に送り付けた書き殴りの一つです。深雪先生へのご書簡にはたいてい「はねびと」世界観の延長線をSSにして付しているんですが、その中ではすでに天授子と那津海の2人は名前で呼びあうほどの親しい仲になっておりまして、(以前イメージを賜ったときについてきた「おまけ」にその雰囲気が表れているのですが)しかしふと、
「……あの頑なな那津海が、いくら天授子に対してでさえそんな簡単に心を開くかなあ」
と思いついてしまい、ならばその溝を埋めるようなイベントを起こしてやろう、などと考えてこしらえだしたのが今回のストーリーな訳です。しかしいざ蓋を開けてみるとぜんぜんその用を生しておらず、むしろ「はねびと」たちを跳び越えてまつりたちのほうへ転んでっちゃった……(ーДー;)
というのは、『翼をください』を書いていた頃からすでに、「……ぼくの(あるいはわたしの)町には不思議な雰囲気の喫茶店がある」という出だしとともにそのお店のイメージが頭の中にすっかり出来上っていたからでして、まつりがお菓子を焼き、京がハーブティーを淹れ、天授子がウェイトレスを担当し、那津海がレジに立ってて、憂いや悩みを抱えた客を癒していく、という、かなり具体的なところまであったにも関わらず、その肝腎の「お店の名前」がどうしても決まらなくて結局形に出来ないまんまだった、ってこともあったせいでしょうか、むしろそのお店の開店のためのプロローグ的なラストになってしまったのは、長い間のブランクで文章のコントロールをすっかり失ってしまったということなのでしょう。
小人閑居して文才枯る、恰も竹輪の黴びるがごとし
お目汚し、本当に恐縮です><;
2008年8月21日 みなじり九跪三拝
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